私はかれこれSNSで発信をし続けてから、15年以上の年数が経ちます。
最初は学生時代に流行していたamebloでブログを発信していまして、ただ思うことをつらつら書いているだけでも、数人のファンがついていました。
そしてそこから集客目的に発信をするようにもなったので、なんやかんやでトータル15年くらいのキャリアになったのですが、継続して発信活動をしていると、時折こんなことを聞かれます。
「SNSで発信することに抵抗はないんですか?」
「SNSで発言するって怖くないですか?」
「私もSNS発信をやってみたいのですが、自信がなくてできません」
結論を言うと、ぶっちゃけ私もSNSで発言できるほどできた人間じゃないので、発言するのは非常に怖い。
毎日子供を寝かしつけた後、自分1人の時間ができるから勉強なんかしようと思いながら子供が生まれてから約3年間、ほぼ毎日子供の寝かしつけと一緒に寝落ちしてしまうほど、意思や行動力がない自分なんかが発言していいのか。
いろんな親御さんから受ける子育て相談にアドバイスをするものの、家に帰った途端、子供にブチギレまくる自分が子育ての相談に乗れるほどの人間なのかと毎回思う自分が発言していいのか。
そしてそんな私が更新頻度に波がありますが、Xだろうとインスタだろうとこのブログだろうと発信するたびに「はたして私なんぞがこんなことを発言していいものなのか」という葛藤は毎回あります。
それなのに、どうしてSNSでの発信を続けるのか。
それは、私ができることで誰か人のためになることってあるんじゃないかという信念があるからです。
私はライターや動画編集などさまざまな仕事をして一体何屋なのかわからない状態になっていますが、ベースとなっている仕事は音楽療法です。
音楽療法とは、音楽の持つ力を意図的に効果的に使うことで、対象者の健康を促進する活動をするセラピーのことを言います。
一応音楽療法の修士号を取得するまで勉強をしましたが、博士号を持っている人と比べたら、私は足元にもいません。
自分が思う一人前の音楽療法士となるには、まだまだ勉強が足りないなと痛感しています。
ですが、今の状態の私と出会った人から「柳川さんと出会えてよかった」「もっと早くに出会いたかった」と言われることはしばしばあります。
そんなとき、「あー私なんかの実力でも、誰かのために役立っているなら、それは大いに使っていかないとダメだな」と思ったのです。
これはあくまで私の考えなのですが、自分ができることで誰かのために役立つのであれば、その能力は大いに活用すべきだと思うんですよね。
例えば、道で倒れた人がいたとして、その人に対して医師ではないけどスマホがあればすぐに救急車を呼ぶことができます。
そんなときに「自分は医師じゃないし、何もできないな」と言って無視をすることはできない性分です。
これはものすごく大きなたとえだったのでわかりにくいかもですが、例えばあなたが漢字検定の資格を持っているのに、他の人が「この漢字、わからない」と言っている人がいたらその人に教えてあげることで、あなたの能力って生かされるよねと思うのです。
けど、日本人って謙遜文化なのか、どんな些細なことでも人を助けられる能力を持っているのにも関わらず、「私なんか何もできないので」と何も行動しない人がものすごく多いと感じるのです。
それってめっちゃくちゃもったいないと思うのと、相手に対してもある意味失礼なんじゃないかと思うのです。
もしこの記事を読んでいるあなたが、SNS発信に興味があるけど自信がなくて怖くてできないと言うことでしたら、まずはあなたが発信したいと思う理由を明確にして欲しいのです。
そして、発信をする理由が明確になったら、とにかく勉強をしてください。
私は実際にコロナの間に音楽療法のサイトを立ち上げてさまざまな情報発信をしていく中で、自分の勉強不足さに気付かされました。
そこで、コロナ期間中に大学院に進学し、音楽療法の論文を執筆し、修士号を獲得しました。
ここで言いたいことは、発信をしたいなら大学院で修士号を取得するまで勉強しろと言う意味ではありません。
ただ、情報発信を自信を持ってしたいのであれば、そのくらいの勢いで勉強をする必要があると言うことです。
自分に自信を持つために必要なのは、知識と言葉の引き出しをいかに多くすることだと私は考えます。
もし今、SNS発信にチャレンジしてみたい方は、まずは1日5分の勉強から始められてみてはいかがでしょうか?
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