私は日本音楽療法学会認定音楽療法士の資格を取得しております。
今はこの資格の求人は以前よりも少し増えましたが、私が独立しようと決心した約10年ほど前は、私が住んでいる地域で音楽療法士の資格で中途採用の求人をしているところは、ほぼ0でした。
しかし、わたしはそんな状況にも関わらず思い切って会社を退職して、フリーランスの音楽療法士として活動を開始。
翌年には、実家住まいではありましたが音楽療法士一本で食べていけるほど仕事を獲得することができました。
当時は高齢者と児童を対象に音楽療法をしており、年間セッション回数は450回ほど行っておりました。
450回って1年間毎日やってもあまりあるくらいやっていた数なので、よく求人がない資格を活かしてここまで仕事ができたなぁと思いますが、なぜ私は中途採用が0だった資格を活かしてここまで仕事をすることができたのか。
それは、ボランティアでも音楽療法をさせていただける場所には足を運んで、まずは無料でたくさんの実践をさせていただいたからです。
よく、同業者の方から仕事が来ない、仕事がないという相談をいただくことがあります。
当時の私も同じ状況だったのですが、私の考えは仕事がないなら自分から作りに行けばいいという考えです。
ということで、私はフリーランスになった後、すぐさまフリーランスで稼動している音楽療法士に片っ端から連絡しました。
なぜなら実際にフリーランスで生きていくためにどうしたらいいか考えた時、実際に自分の理想系で今働いている人に聞くのが手っ取り早いと考えたからです。
そして多くの人が「まずはボランティアから活動を開始した」と答えました。
そのため、私は当時住んでいた地域のボランティア活動募集を片っ端から集めました。
そして、集めた情報に書かれた電話番号全部に電話をしました。
もちろん、その時にきちんはきちんと「2回目以降は有料になります」という営業もしっかりしました。
そんなことをしていた結果、気がつけば一年後には年間450回ほどセッションをするまで仕事が依頼されるまでになりました。
音楽系あるあるですが、頑張って取った資格を活かした求人がないと言っても、実際にその資格を活かして働いている人は世の中にいるはずです。
どんなに少なくても1人、2人いたら、それは再現性がある可能性があります。
大切なのは、足を使うこと。
行動することであなたが頑張って取得した資格を活かして生きる道が切り開かれるのです。
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